観る

普段、仕事に追われていると、
良いものを見る、又は、見ようと思う機会が少なくなっている様に思います。
先週もそんな状態でしたが、
八代で美術品を観れると聞いて、現場から少し足を伸ばして行ってきました。
京絵師
丸山応挙
初めて応挙の作品を観たのが、5年前。
たまたま興味本位で、九州国立博物館に行き、
そこで、伊藤若冲、円山応挙、長沢芦雪の作品を初めて観ました。(大人気で3時間並びました?)
とても感動的で、今でもその時の事を思い出します。
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円山応挙の画風は、
とても繊細で、一つ一つ丁寧に描かれていて、
色の濃淡や、線の強弱、
描かれているそのものが、
何か意味のある物だと思います。
観ていて全然飽きませんでした。
反対に
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長沢芦雪
豪快で、一筆描きようなダイナミックな表現に、
迫力があり、圧倒されてしまいます!
師弟関係ながら、
両極端な二人の作品は、
とても人間味があり、二人の性格が伝わって来る様です。
観てると、何だかニヤニヤしてしまいました。(笑)
素人の私にも十分楽しめました。
普段、設計の仕事も、
大胆に空間を広げたり、
大きな開口部を設け、外との繋がりや、光を取り入れたりします。
また、素材の活かす部分には、出来るだけ繊細に、
線、一本一本の意味を大事にしたりします。
そういう意味では、とても共感できた様な気がします。
そんな事を感じながら鑑賞できた作品でした。
楽しい時間でした。
ありがとうございました。

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