南阿蘇の小さな診療所
- 鉄筋コンクリート造りは、外壁や内壁に仕上げ材を施さず、構造体である
- コンクリートが仕上げとする打ちっぱなしというのがある。
- 今回の診療所はコンクリートならぬ木造打ちっぱなし(一発仕上げ)である。床はコンクリート基礎の土間を洗い出し仕上げとし、天井はラワン材の上に断熱層を設ける事で、棟上げ時には完了している。
- 壁板の塗装は、施主が仕事の合間にボチボチ塗ってもらった。室内の内障子は、鹿児島知覧の武家屋敷を見学した、回転雨戸を応用した可変間仕切りとした。結果として施主と試行錯誤し、一緒に考えた実験建物になった。
概要
- 施工期間:2010年5月 - 2010年9月
- 建 築 地:阿蘇郡南阿蘇村
- 用 途:診療所
- 面積
- 1 F:36㎡
- TO:36㎡